“信女”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しんにょ66.7%
しんによ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「こ、こりゃ女の仏じゃな。はっはっは、し、し、し、信女しんにょじゃ。か、門亡者にはうってつけじゃて」
つづれ烏羽玉 (新字新仮名) / 林不忘(著)
白粉おしろいだ。——誰か悪戯に塗ったと見えます。ちょッ馬鹿な……御覧なさい、薄化粧ですぜ。この様子じゃ、——信女しんにょ……とある処へ、べにをさしたかも知れません。」
露萩 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
否、むしろそれを本望とするであらう! だが、あの人、あの熱心な信女しんによはそれを為し得るであらうか?
はげまし少しも早く全快ぜんくわいなし給へとて種々にいたはりけれどもつひに介抱のしるしもなく母は正徳元年七月二十一日病死し菩提所ぼだいしよ不動院ふどうゐんはうむ月堂げつだう貞飾ていしよく信女しんによと云戒名にあはれを止めけり村方にては九助の孝心を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)