“ぎょうしょうにん”の漢字の書き方と例文
語句割合
行商人100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この宿屋を開いた最初さいしょのお客は、一人の行商人ぎょうしょうにんでした。主人は、このお客を、それはそれは親切にもてなしました。主人は何よりも大事な店の評判ひょうばんをよくしたかったからです。
神様の布団 (新字新仮名) / 下村千秋(著)
戦時の物資統制がはじまる前までは、東京附近の田舎いなか、ことに千葉県の成田線なりたせんにそう農村から、日に何百人というほどの小さな行商人ぎょうしょうにんが、かごを背に負うて物を売りに出ていた。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
「なんだ、行商人ぎょうしょうにんか」
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)