“商売人”のいろいろな読み方と例文
旧字:商賣人
読み方割合
くろうと66.7%
しやうばいにん22.2%
くろと11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
商売人くろうとあがりのその友達は、お銀がもと金助町にいたころ、親しく近所交際づきあいをしたことのある女であったが、このごろやり出したその良人はかなり派手な生活をしていた。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)
いまわかぎはこゑけられたので、先方むかう道中だうちう商売人しやうばいにんたゞけに、まさかとおもつても気迷きまよひがするので、今朝けさちぎはによくた、まへにもまをす、図面づめんをな
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
既に里馴れた遊女が偶然幼馴染おさななじみの男にめぐり会うところを写した時には、商売人くろとでもう云う時には娘のようにもじもじするもので、これはこの道の経験に富んだ人達の皆承知しているところで
濹東綺譚 (新字新仮名) / 永井荷風(著)