“小商売”の読み方と例文
読み方割合
こあきない100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私はね、分けて貰った金で小商売こあきないでもしたいし、当分は身体の方もいたわろうと思うの。それよりね、そんな事が、いつまで続くとは考えていないさ。
地虫 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
仲次郎さんが小商売こあきないにでもとりつけばいいだろうと思って、六さんの分といっしょにお金を都合することにしたんです
五瓣の椿 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
故人と昵懇じっこんであった孤蝶老が、往時一葉が子供相手に営んでいた一文菓子屋のことを、「如何にも小商売こあきない」と云った口前を、私はいまなお覚えている。
安い頭 (新字新仮名) / 小山清(著)