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小商売
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こあきない
ふりがな文庫
“
小商売
(
こあきない
)” の例文
私はね、分けて貰った金で
小商売
(
こあきない
)
でもしたいし、当分は身体の方も
労
(
いたわ
)
ろうと思うの。それよりね、そんな事が、いつまで続くとは考えていないさ。
地虫
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
仲次郎さんが
小商売
(
こあきない
)
にでもとりつけばいいだろうと思って、六さんの分といっしょにお金を都合することにしたんです
五瓣の椿
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
故人と
昵懇
(
じっこん
)
であった孤蝶老が、往時一葉が子供相手に営んでいた一文菓子屋のことを、「如何にも
小商売
(
こあきない
)
」と云った口前を、私はいまなお覚えている。
安い頭
(新字新仮名)
/
小山清
(著)
廻してさ、二三十集まったら、何か、こう
小商売
(
こあきない
)
でもやらかそうかと思うんだが。何うでえ師匠
南国太平記
(新字新仮名)
/
直木三十五
(著)
吾家
(
うち
)
では子供も
殖
(
ふえ
)
る、
小商売
(
こあきない
)
には手を焼く、
父親
(
おやじ
)
は
遊蕩
(
のらくら
)
で
宛
(
あて
)
にもなりませんし、
何程
(
なんぼ
)
男
勝
(
まさ
)
りでも母親の腕一つでは
遣切
(
やりき
)
れませんから、
否
(
いや
)
でも応でも私は口を預けることになりました。
旧主人
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
▼ もっと見る
村方の
小商売
(
こあきない
)
をするものに田地をえら持ってるものは有りませんから、おらア方へ
買
(
け
)
えに来ねえで誠にハア食い方にも困るような訳でごぜえますから、何うかマア
商人
(
あきんど
)
並に仲間入りをして
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
小商売
(
こあきない
)
の一つも始め、
飯盛上
(
めしもりあが
)
りの女でも
連合
(
つれあい
)
にして、これからは
温和
(
おとな
)
しく暮して行きてえものだと思わねえこともねえが、
天道様
(
てんとうさま
)
がそうは
卸
(
おろ
)
してくれめえから、とてものことにまた逆戻りで
大菩薩峠:09 女子と小人の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
子供の生れる当もないのに、ぶらぶら遊んでいるよりは、
小商売
(
こあきない
)
でもする資本を拵えるほうがよい、女は二三年みっちり
稼
(
かせ
)
ぐつもりだと云って高浦食堂へ住みこんだのである。
留さんとその女
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
小商売
(
こあきない
)
の
資本
(
もとで
)
ぐらいはそこから出て来るだろう
大菩薩峠:09 女子と小人の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
商
常用漢字
小3
部首:⼝
11画
売
常用漢字
小2
部首:⼠
7画
“小商”で始まる語句
小商人
小商
小商法
小商賈