“天道様”のいろいろな読み方と例文
旧字:天道樣
読み方割合
てんとうさま78.1%
てんとさま12.5%
てんたうさま6.3%
てんどうさま3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで皆の衆が物持から米や沢庵を持って来てウント喰い倒してやるというのは、天道様てんとうさま思召おぼしめしだ、実にいい心がけである、賛成!
大菩薩峠:10 市中騒動の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
戦争のことは人間のすることですから、わしらにはわからねえですが、饑饉は天道様てんとさまのお仕置だから、わしも少しは知っています。
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
白痴殿ばかどの女房にようぼうになつて、なかへはもやらぬかはりにやあ、嬢様ぢやうさま如意自在によゐじざいをとこはよりつて、けば、いきをかけてけものにするわ、こと洪水こうずゐ以来いらいやま穿うがつたこのながれ天道様てんたうさまがおさづけの
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
アッパカットか……キッスか……この二つ以外に行く道はないんだ。天道様てんどうさまと青天井以外に頭を下げる者がないから自然、物事がそうなるんだ。清浄潔白なもんだ。
超人鬚野博士 (新字新仮名) / 夢野久作(著)