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天道様
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てんとさま
ふりがな文庫
“
天道様
(
てんとさま
)” の例文
旧字:
天道樣
戦争のことは人間のすることですから、わしらにはわからねえですが、饑饉は
天道様
(
てんとさま
)
のお仕置だから、わしも少しは知っています。
大菩薩峠:41 椰子林の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
博士は心理学者だけに人間の事はよく注意してゐるが、お
天道様
(
てんとさま
)
は
雨降
(
あめふり
)
か
雪降
(
ゆきふり
)
かで無ければ余り気には掛けてゐなかつた。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
「あの大夕立ですよ、
天道様
(
てんとさま
)
だって、あんなキナ臭い喧嘩は見ちゃ居られませんよ」
銭形平次捕物控:236 夕立の女
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
今日も雨かと思うたりゃ、さあお
天道様
(
てんとさま
)
が出なさったぞ、
皆
(
みんな
)
来
(
こ
)
うと呼ばって、
胡麻塩頭
(
ごましおあたま
)
に向鉢巻、手垢に光るくるり
棒
(
ぼう
)
押取
(
おっと
)
って
禾場
(
うちば
)
に出る。それっと子供が飛び出す。兄が出る。弟が出る。
嫁
(
よめ
)
が出る。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
と言つた程、お
天道様
(
てんとさま
)
に惚れてゐる人なのだ。この人が暗い淋しい露西亜を出て、明るい陽気な「日出づる国」へ旅立するのに不思議はない筈だ。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
天
常用漢字
小1
部首:⼤
4画
道
常用漢字
小2
部首:⾡
12画
様
常用漢字
小3
部首:⽊
14画
“天道”で始まる語句
天道
天道樣
天道花
天道干
天道公平
天道虫
天道公平事
天道是耶非