“こあきない”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
小商売57.1%
小商28.6%
小商法7.1%
小生業7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仲次郎さんが小商売こあきないにでもとりつけばいいだろうと思って、六さんの分といっしょにお金を都合することにしたんです
五瓣の椿 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
遠山とおやまの形が夕靄ゆうもやとともに近づいて、ふもとの影に暗く住む伏家ふせやの数々、小商こあきないする店には、わびしいともれたが、小路こうじにかゝると、樹立こだちに深く、壁にひそんで、一とうの影もれずにさみしい。
雨ばけ (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
更に小商法こあきないを始めしかど、商人ながら相応の大家に生まれしお袖の父、万事万端応揚にて、さながら士族の商業も同様、損失のみ多ければ、遂に再びその店をも鎖す始末となりしなり。
小むすめ (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)
「お前さんはなまけてばかりいちゃいけない。小生業こあきないでもしたらどうだね、坐ってたべていちゃだめだよ。」
王成 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)