“こあきな”の漢字の書き方と例文
語句割合
小商100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なお行くことしばらくにして川の流れは京成電車の線路をよこぎるに際して、橋と松林と小商こあきないする人家との配置によって水彩画様の風景をつくっている。
葛飾土産 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
出さば早速さつそくむかひに來る約束なるに三四年立ども一向に沙汰さたもなければ餘儀よぎなく吉三郎は人の周旋せわにて小商こあきなひなどして親子おやこやうやく其日をおくり江戸よりむかひの來るを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
わたくしの夫は小商こあきないをしている者で、ぜに五十びんを元手にして鴨や鵞鳥を買い込み、それを舟に積んで売りあるいて、帰って来るとその元手だけをわたくしに渡して