“あきな”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
95.8%
商売0.8%
小商0.8%
秋生0.8%
秋菜0.8%
阿藝那0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
凡そ、村で人気のあるらしく見えるのは、此家と鍛冶屋と、南端近い役場と、雑貨やら酒石油などをあきなふ村長の家の四軒に過ぎない。
赤痢 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
「特に高踏派に属するものは、大道に商売あきなう必要があるよ。いかに今日の大衆なるものが智的に情操的に進歩しているか、それを知ることが出来ようからね」
小酒井不木氏スケッチ (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
御用達のお嬢さんだから喰わずに居ても淫売じごく同様な真似はしないと、よく御覧、近辺の小商あきないでもして、可なりに暮して居るものでも、小綺麗こきれいな娘があればみんな旦那取りをして居るよ
「寧子よ。まだ殿のお目ざめには間があろう。そのあいだに、畑の茄子なすびでももいでおこうかの。茄子もはや秋生あきなりの終りごろである。——かごを持って来やい」
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
上滝嵬かうたきたかし これは、小学以来の友だちなり。くわいはタカシと訓ず。細君の名は秋菜あきな秦豊吉はたとよきち、この夫婦を南画的夫婦と言ふ。東京の医科大学を出、今は厦門アモイなんとか病院に在り。
学校友だち (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
キノツノの宿禰すくねは、木の臣・都奴の臣・坂本の臣の祖先です。次にクメノマイト姫・ノノイロ姫です。葛城かずらき長江ながえのソツ彦は、玉手の臣・いくはの臣・生江の臣・阿藝那あきなの臣等の祖先です。