“嵬”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くわい50.0%
たかし50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
上滝嵬かうたきたかし これは、小学以来の友だちなり。くわいはタカシと訓ず。細君の名は秋菜あきな秦豊吉はたとよきち、この夫婦を南画的夫婦と言ふ。東京の医科大学を出、今は厦門アモイなんとか病院に在り。
学校友だち (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
歸りの乘合自動車の中で、路易のとなりに腰かけてゐたたかしといふ一人の友人が冗談のやうに彼に耳打ちした。路易はそれににつこりと笑つて見せた。
(旧字旧仮名) / 堀辰雄(著)