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『顔』
ふりがな文庫
『
顔
(
かお
)
』
路易はすぐ顏をぱあつと赤くした。 自分でもいやな癖だと思つてゐたけれど、どうしやうもないのであつた。何でもないのに「そら、また……」といふ氣がひよいとする。が、その時はもう遲い。見る見るうちに彼の頬は薔薇色になつてしまふ。同級生たちには「吸 …
著者
堀辰雄
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「文藝春秋 第十一年第一号」1933(昭和8)年1月号
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約24分(500文字/分)
朗読目安時間
約39分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
硬
(
こは
)
嵬
(
たかし
)
路易
(
るる
)
學級
(
クラス
)
憑
(
つ
)
苦
(
にが
)
衣嚢
(
かくし
)
點頭
(
うなづ
)
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