“緡”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さし82.4%
びん17.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そんな時にお父様は、その頃まであったさしにつないだお金をお座敷に並べたり、又緡につなぎ直したりなさりながら
押絵の奇蹟 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
そこで米友はさしを取って、穴あき銭をそれに差込んでいると、暫くあってお雪ちゃんがその手を抑えるようにして
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
そのうちに、城中の軍資を入れてあるくらのなかから銀数百両と銭数千びんが紛失したことが発見されて、その賊の詮議が厳重になった。
わたくしの夫は小商こあきないをしている者で、ぜに五十びんを元手にして鴨や鵞鳥を買い込み、それを舟に積んで売りあるいて、帰って来るとその元手だけをわたくしに渡して