“くろと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
黒人42.9%
商売人14.3%
老巧者14.3%
苦勞人14.3%
黒戸14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そういった人中ひとなかの商売は黒人くろとのことですから、万事に抜け目がなく、たとえば売りめの銭などは、バラでなげうって置いてある。
既に里馴れた遊女が偶然幼馴染おさななじみの男にめぐり会うところを写した時には、商売人くろとでもう云う時には娘のようにもじもじするもので、これはこの道の経験に富んだ人達の皆承知しているところで
濹東綺譚 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
「それやア、君のやうに藝者や苦勞人くろとばかり見て來た目にやア、ね——ありやアまだほんの田舍ものだ。土のにほひが拔けてないのだ。」
いさゝか高も取りました者でござるが、父に少し届かん所がありまして、おいとまになりまして、しばらくの間黒戸くろとの方へまいって居り又は權六の居りました村方にも居りました
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)