“黒戸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くろど66.7%
くろと33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
斉信はこの後、黒戸くろど(主上の御室)の方へ行く時など、彼女の声がすれば袖で顔をかくして反感を見せる。しかし彼女は、「とかくも言はず、見いれで」過した。
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
後水尾院年中行事四月十六日の条に「きょうより黒戸くろどにて夏花げばなを摘ませらるる云々」とあって、伊勢と内侍所ないしどころへは三ようずつ、他の大社は二ようずつ、諸仏七葉、御先祖七葉などと記されているが
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
いさゝか高も取りました者でござるが、父に少し届かん所がありまして、おいとまになりまして、しばらくの間黒戸くろとの方へまいって居り又は權六の居りました村方にも居りました
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)