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一統
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いっとう
ふりがな文庫
“
一統
(
いっとう
)” の例文
次第によっては折助
一統
(
いっとう
)
の
面
(
かお
)
にかかわると思って
博奕
(
ばくち
)
半ばで飛び出すと、かねて折助と懇意にしている遊び人連中がその加勢にと飛び出して、
哄
(
どっ
)
と女軽業の前へ押寄せて来ました。
大菩薩峠:09 女子と小人の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
唯
(
ただ
)
さへ狭くなつたところへ、こゝで又、奥行を一間二尺も切り
縮
(
ちぢ
)
められちやあ
仕様
(
しよう
)
がないが、それもまあ世間
一統
(
いっとう
)
のことですから、わたしの
家
(
うち
)
ばかりが苦情を云つても始まらないと
赤い杭
(新字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
一方筑摩家に於いては、輝勝一人を除く外政高の死の真相を知っていた者はないのであるから、淡路守の胸中を疑う筈はなく、家中
一統
(
いっとう
)
心
(
こゝろ
)
から今度の和睦と祝言とを喜んだに違いない。
武州公秘話:01 武州公秘話
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
一、およそ皇国に生れては、
宜
(
よろ
)
しく吾が
宇内
(
うだい
)
に尊き
所以
(
ゆえん
)
を知るべし。
蓋
(
けだ
)
し皇朝は
万世
(
ばんせい
)
一統
(
いっとう
)
にして、邦国の士夫は禄位を世襲し、人君は民を養い以て祖業を
続
(
つ
)
ぎ、臣民は君に忠にして以て父志を継ぐ。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
「それはあの
燕尾服
(
えんびふく
)
の男とその
一統
(
いっとう
)
か、あるいは針目博士だ」
金属人間
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
満がこの村より
出
(
い
)
でて文学士というエライ者になりたるさえ村中
一統
(
いっとう
)
の
誉
(
ほま
)
れなるに我身そのエライ人と縁組せんこそこの上もなき誉れぞと玉の輿に乗る心持「伯父さん、満さんはいつ帰るとも言って来ねいのう」
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
ハイ
一統
(
いっとう
)
からよろしくとのことで……
告げ人
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
“一統”の意味
《名詞》
一同。全体。総体。
統一すること。
《形容動詞》
おしなべて。一様に。
(出典:Wiktionary)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
統
常用漢字
小5
部首:⽷
12画
“一”で始まる語句
一
一人
一寸
一言
一時
一昨日
一日
一度
一所
一瞥