“浸水”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しんすい71.4%
あか14.3%
みずつ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、博士の説明が始まったが、轟々ごうごうたる浸水しんすいの音がとかく邪魔をしていけない。博士はそれにお構いなくしゃべりつづける。
漁夫たちは艪をこぎながら、帆綱を整えながら、浸水あかをくみ出しながら、その黒い石ころと、模範船の艫から一字を引いて怪火かいかのように流れる炭火の火の子とをながめやる。
生まれいずる悩み (新字新仮名) / 有島武郎(著)
大雨は底のぬけるほど降りつづいて、洛陽の民家の浸水みずつくもの二万戸、崩壊したもの千何百戸、溺死怪我人算なし——というような大災害を生じた。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)