“しんすい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
薪水24.0%
深邃24.0%
浸水20.0%
心酔16.0%
新翠8.0%
森邃4.0%
進水4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのもく僅かに十二箇条にして、下田、箱館の両港を開き、米国船に、薪水しんすい、飲料、石炭等欠乏の品を売り渡すというに過ぎず。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
ビェリンスキーやドブロリューボフを祖述する二葉亭の文学論は当時の女学生の耳には(恐らくは今の女学生にも)余りに高遠深邃しんすいであって
二葉亭四迷の一生 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
富士男は一同に浸水しんすいのゆらいを語って安心をあたえ、それからふたたび甲板へ出た。夜はもう一時ごろである。そらはますます黒く、風はますますはげしい。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
そして、あなたは、あの人を犯罪手段の研究に熱中させ、架空犯人のトリックに心酔しんすいさせてしまった。
断崖 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
呂布は、そこここを飛びかう蝶にも、睡魔に襲われ、眼をあげて、夏近い太陽に耀かがやく木々の新翠しんすいや真紅の花を見ては、「——貂蝉ちょうせんは何をしているか」と、煩悩ぼんのうにとらわれていた。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
公園は森邃しんすいとして月色ますますくらく、夜はいまや全くその死寂に眠れるとき、谽谺こだまに響き、水に鳴りて、魂消たまぎ一声ひとこえ
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
三十ぷん第二だいに砲聲ほうせいともに、おどろ海底戰鬪艇かいていせんとうていつひ海中かいちう進水しんすいした。