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『断崖』
ふりがな文庫
『
断崖
(
だんがい
)
』
春、K温泉から山路をのぼること一哩、はるか眼の下に渓流をのぞむ断崖の上、自然石のベンチに肩をならべて男女が語りあっていた。男は二十七八歳、女はそれより二つ三つ年上、二人とも温泉宿のゆかたに丹前をかさねている。 女「たえず思いだしていながら、 …
著者
江戸川乱歩
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「報知新聞」報知新聞社、1950(昭和25)年3月1日~12日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約27分(500文字/分)
朗読目安時間
約44分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
哩
(
り
)
傍
(
かたわ
)
錘
(
おも
)
情
(
じょう
)
塩
(
しょ
)
納屋
(
なや
)
昂奮
(
こうふん
)
杳
(
よう
)
淋
(
さび
)
渓流
(
けいりゅう
)
漂
(
ただよ
)
澄
(
す
)
烈
(
はげ
)
焔
(
ほのお
)
申分
(
もうしぶん
)
真先
(
まっさき
)
突飛
(
とっぴ
)
成金
(
なりきん
)
芝居
(
しばい
)
芯
(
しん
)
茫然
(
ぼうぜん
)
莫大
(
ばくだい
)
蔭
(
かげ
)
襟
(
えり
)
邪魔
(
じゃま
)
頑固
(
がんこ
)
鬱蒼
(
うっそう
)
喋
(
しゃべ
)
三昧
(
ざんまい
)
丹前
(
たんぜん
)
云
(
い
)
互
(
たがい
)
享楽
(
きょうらく
)
倦怠
(
けんたい
)
傀儡
(
かいらい
)
刹那
(
せつな
)
刺戟
(
しげき
)
味
(
あじわ
)
斎藤
(
さいとう
)
嘉
(
よみ
)
塀
(
へい
)
居候
(
いそうろう
)
幽
(
かす
)
心持
(
こころもち
)
心酔
(
しんすい
)
忽
(
たちま
)
憐愍
(
れんびん
)
一抹
(
いちまつ
)
故智
(
こち
)