“薪水”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しんすい66.7%
しんすゐ11.1%
まきみず11.1%
まきみづ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
薪水しんすいを積み込む御用船に乗り込んで、黒船に近づこうとしたけれども、それも毎船与力よりきが乗り込んで行くために、便乗する機会はなかった。
船医の立場 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
名残狂言の中幕に勧進帳を出した後に、四世薪水しんすゐが果して大功記を演じたか。凡そ此等の事は、極めて知り易かるべきものでありながら、わたくしはこれを検することを得ない。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
紅も白粉おしろいも洗い落して、半歳余りの精進をつづけた後、鉄心道人にその堅固な信心を見込まれ、薪水まきみずの世話をするために、別棟べつむねながら、道人の起居する庵室に入ることになったのです。
薪水まきみづの世話をするために、別棟べつむね乍ら、道人の起居する庵室に入ることになつたのです。