“しんすゐ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
深邃37.5%
信水12.5%
彦三郎12.5%
晋帥12.5%
瀋水12.5%
薪水12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
既にして君の文名は朋友の間に喧伝けんでんせり。君は先づ深邃しんすゐなる批評家として著れ、更に無韻の詩人として著れ、更に理想的の劇曲家として著れんとせり。
北村透谷君 (新字旧仮名) / 山路愛山(著)
信水しんすゐ犀川さいかは濁水だくすゐあるゆゑ也。さけ初秋より海をいでて此ながれさかのぼる。蒲原郡の流は底深そこふかかはひろきゆゑ大あみを用ひてさける。かの川口えきよりかみ上田妻有うへだつまりのあたりにては打切うちきりといふ事をなして鮏をる。
るかツて、えらいのがます、故人こじん高島屋たかしまや彦三郎しんすゐます、はんらうや、仲蔵なかざうなどもて、それに今度こんど訥升とつしやうそうらう這入はいつて大層たいそう芝居しばゐります。岩「成程なるほど此方こつちはうい。 ...
明治の地獄 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
これは三十年前のこと也。さて其たね牽牛花あさがほはやるにつき段々人にもらはれ、めつたにやりたれば、此年は其たねつきたり。はやらぬ時はあり。はやる時はなし。晋帥しんすゐ骨相之屯こつさうのじゆんもおもふべし。呵々。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
夕ぐれに波しらじらと掻き立てて九つ遊ぶ瀋水しんすゐの馬
名残狂言の中幕に勧進帳を出した後に、四世薪水しんすゐが果して大功記を演じたか。凡そ此等の事は、極めて知り易かるべきものでありながら、わたくしはこれを検することを得ない。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)