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『北村透谷君』
ふりがな文庫
『
北村透谷君
(
きたむらとうこくくん
)
』
明治廿二年、予の始めて上京するや偶銀座の街を歩し書肆に於て一冊を得たり、題して楚囚の詩と曰ふ。予は之れを読んで其言の欝愴たるを奇としたりき。 同廿四年、予の遠江にあるや友人明石桜井君、一書を予に贈れり、題して蓬莱曲と曰ふ。是れ楚囚の詩と作者 …
著者
山路愛山
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「国民新聞」1894(明治27)年5月22日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約2分(500文字/分)
朗読目安時間
約4分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
曰
(
い
)
舎
(
す
)
焉
(
いづく
)
吾人
(
われら
)
遠江
(
とほたふみ
)
逆
(
さから
)
是
(
こ
)
書肆
(
しよし
)
毫
(
がう
)
深邃
(
しんすゐ
)
駁撃
(
ばくげき
)
乃
(
すなは
)
飄渺
(
へうべう
)
逝
(
ゆ
)
謂
(
い
)
諛辞
(
ゆじ
)
為
(
な
)
清癯
(
せいく
)
欝愴
(
うつさう
)
楚囚
(
そしう
)
斯
(
か
)
我儕
(
われら
)
在
(
あ
)
喧伝
(
けんでん
)
人
(
ひと
)