“諛辞”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆじ80.0%
せじ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
若し夫れ彼れが遺著たる「エメルソン」に至つては、其今日の文学世界絶好の散文たるは世自ら公論あり、又我儕の諛辞ゆじを要せざる也。
北村透谷君 (新字旧仮名) / 山路愛山(著)
異国の風情ふぜいを好む近年の流行心理に投じた為もあるが、欧洲人にしてこの画家程印度インド人を領解した人は無いと云ふ諸新聞の推讃も決して諛辞ゆじで無い。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
それは全く諛辞せじでない。その人の心の底からいうて居ったです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)