“しんじゅん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
浸潤77.8%
信淳11.1%
真醇11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
政党政派の関係があらゆる商売取引に浸潤しんじゅんし、政党への顧慮こりょなくしてはいかなる商売も成立しなかったことが、ひとつである。
糞尿譚 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
棠軒、名は信淳しんじゅん、通称は春安しゅんあん、池田全安ぜんあんが離別せられたのちに、榛軒のじょかえの壻となったのである。かえは後に名をそのとあらためた。おそのさんは現存者で、市谷いちがや富久町とみひさちょうの伊沢めぐむさんのもとにいる。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
彼は野心あり、修煉少く、霊想いま真醇しんじゅんならず、思慮浅薄なる保羅パウロなり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)