“信淳”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しんじゅん50.0%
のぶきよ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
棠軒、名は信淳しんじゅん、通称は春安しゅんあん、池田全安ぜんあんが離別せられたのちに、榛軒のじょかえの壻となったのである。かえは後に名をそのとあらためた。おそのさんは現存者で、市谷いちがや富久町とみひさちょうの伊沢めぐむさんのもとにいる。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
「七日。(四月。)晴。棠軒と改名願書差出す。もつとも当用内田養三取計。」所謂改名は道号を以て通称としようとしたのであらう。春安信淳のぶきよには棠軒、小棠軒、谷軒こくけん、尚軒、芋二庵うじあんの諸号があつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)