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やに
ふりがな文庫
“やに”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:
ヤニ
語句
割合
脂
75.9%
樹脂
13.8%
煙脂
4.3%
烟脂
1.7%
木脂
0.9%
木詣
0.9%
松脂
0.9%
樹肥
0.9%
脆弱
0.9%
▼ 他 6 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
脂
(逆引き)
ええ、おこついているな。
脂
(
やに
)
を
嘗
(
な
)
めさせられた蛇のように往生際が悪いと、もうお慈悲をかけちゃあいられねえ。さあ。申立てろ。
半七雑感
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
やに(脂)の例文をもっと
(50作品+)
見る
樹脂
(逆引き)
材料に
樹脂
(
やに
)
をひいた綱を用ひ、木油も少しはまぜるので、地球全體におそろしく惡臭が漂ひ、鼻の孔に栓をする必要が起る。
狂人日記
(旧字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
やに(樹脂)の例文をもっと
(16作品)
見る
煙脂
(逆引き)
杢助は信じかねるように、きせるを投げ、紙を取って、口の中に
煙脂
(
やに
)
が溜まったらしい、べろっと舌を出して拭いて、それから唾を吐いた。飯篠老人は断言した。
似而非物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
やに(煙脂)の例文をもっと
(5作品)
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▼ すべて表示
烟脂
(逆引き)
それを
強
(
し
)
いて、
烟脂
(
やに
)
を
舐
(
な
)
めた
蛙
(
かえる
)
が
膓
(
はらわた
)
をさらけだして洗うように洗い立てをして見たくもない。今私がこの鉢に水を掛けるように、物に手を出せば弥次馬と云う。手を引き込めておれば、独善と云う。
サフラン
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
やに(烟脂)の例文をもっと
(2作品)
見る
木脂
(逆引き)
本邦
(
ほんほう
)
に於ては未だ
斯
(
か
)
かる發見物無しと雖も石鏃の
根底部
(
こんていぶ
)
或は
把柄
(
ひしやく
)
に
木脂
(
やに
)
を付けたる痕を留むる物往々有りて能く
笴
(
やがら
)
を固着せし状を示せり。矢有れは弓有り、弓有れば
絃
(
げん
)
有り。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
やに(木脂)の例文をもっと
(1作品)
見る
木詣
(逆引き)
石槍を
柄
(
え
)
に固着する爲には
木詣
(
やに
)
の類と植物の皮又は
獸類
(
じゆうるい
)
の皮を細くしたるものを併せ用ゐしなるべし。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
やに(木詣)の例文をもっと
(1作品)
見る
松脂
(逆引き)
荒砥
(
あらと
)
のような
急湍
(
きゅうたん
)
も透徹して、水底の石は眼玉のようなのもあり、
松脂
(
やに
)
の
塊
(
かた
)
まったのも沈み、
琺瑯
(
ほうろう
)
質に光るのもある、蝶は、水を見ないで石のみを見た、石を見ないで黄羽の美しい我影を見た
梓川の上流
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
やに(松脂)の例文をもっと
(1作品)
見る
樹肥
(逆引き)
朽葉の
積
(
つも
)
った柔い土の香と軽い
樹肥
(
やに
)
の香とが苛立った神経を
落付
(
おちつ
)
けて呉れる。緩やかなうねりが二度三度続いた。尾根が痩せて岩が露れると、石楠や
躑躅
(
つつじ
)
の類が
蔓
(
はびこ
)
り出して足に
搦
(
から
)
まる。
秋の鬼怒沼
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
やに(樹肥)の例文をもっと
(1作品)
見る
脆弱
(逆引き)
草人は心臓が
破
(
さ
)
けさうな声をして叫んだ。だが感謝せよ、草人の心の臓はそんな事で
破
(
さ
)
ける程
脆弱
(
やに
)
つこくは出来てゐなかつた。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
やに(脆弱)の例文をもっと
(1作品)
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