“荒砥”の読み方と例文
読み方割合
あらと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(ひとつ、京都でがせよう。大坂はどこの刀屋を覗いても、雑兵の持つ数物かずものばかり荒砥あらとにかけておる、イヤ邪魔をいたした)
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大体北の国には窯場が少いのでありますから、この窯も大事にされねばならぬ一つであります。附近の荒砥あらとの瀬戸山はその兄弟窯であります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
荒砥あらとにかけて曲りをなおし、中心なかごにかかって一度砥屋とぎやに渡し、白研しらとぎまでしたのを、こんどはやすりを入れて中心を作る。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)