材料に樹脂をひいた綱を用ひ、木油も少しはまぜるので、地球全體におそろしく惡臭が漂ひ、鼻の孔に栓をする必要が起る。
オゾーンに充ちた、松樹脂の匂う冬の日向は、東京での生活を暗く思い浮ばせた。陽子は結婚生活がうまく行かず、別れ話が出ている状態であった。
“樹脂”の意味
《名詞》
樹脂(じゅし)
植物の代謝機能による生成物で、精油類縁物質、やに状物質の総称。また、それらと性質の似た有機合成による製造物。前者を天然樹脂、後者を人造樹脂また合成樹脂と呼んで区別する。天然樹脂には現存する樹木から自然流出したもの、人工的に木皮に傷をつけて採取したもの、かつて存した樹木の樹脂を地中から採掘したものなどがある。多くは、固形又は半固形で、テルペンの誘導体その他酸化化合物からなり、ワニス、樹脂石鹸の製造などに用いる。
(出典:Wiktionary)
樹脂(じゅし)
(出典:Wiktionary)
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