“黏”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ねば50.0%
とりもち25.0%
もち25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
暫く歩かせた後、賊は己の衣服を剥いで、己をピニイの木の幹に縛り附けた。己の背は木の皮でこすられて、肌には樹脂やにねばり附いた。
復讐 (新字旧仮名) / アンリ・ド・レニエ(著)
「下手な道中稼ぎなんぞするよりや、棒つ切の先へとりもちをつけの、子供と一しよに賽銭箱さいせんばこのびた銭でもくすねてゐりや好い。」
鼠小僧次郎吉 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
もちを塗り置きしところ、案のごとく、やがてみみずく二羽捕らわれたという話が、『東北新聞』にて報じてあった。
おばけの正体 (新字新仮名) / 井上円了(著)