“笴”の読み方と例文
読み方割合
やがら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
石鏃せきぞく製造せいぞうをわるにしたが悉皆しつかいやがら固着こちやくされしにはあらずして、餘分の物は種々の入れ物にたくはかれしものと見ゆ。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
コロボックル遺跡ゐせきに石鏃の現存するは、間接かんせつに彼等がやがら、弓及び絃を有せし事をしようするものと云ふべし。矢には羽根はねを付くる事有りしやいなかんがふるに由無し。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
本邦ほんほうに於ては未だかる發見物無しと雖も石鏃の根底部こんていぶ或は把柄ひしやく木脂やにを付けたる痕を留むる物往々有りて能くやがらを固着せし状を示せり。矢有れは弓有り、弓有ればげん有り。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)