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やがら
石鏃は
製造終るに
隨ひ
悉皆笴に
固着されしにはあらずして、餘分の物は種々の入れ物に
貯へ
置かれしものと見ゆ。
コロボックル
遺跡に石鏃の現存するは、
間接に彼等が
笴、弓及び絃を有せし事を
證するものと云ふべし。矢には
羽根を付くる事有りしや
否や
考ふるに由無し。
本邦に於ては未だ
斯かる發見物無しと雖も石鏃の
根底部或は
把柄に
木脂を付けたる痕を留むる物往々有りて能く
笴を固着せし状を示せり。矢有れは弓有り、弓有れば
絃有り。