“意地汚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いじきたな37.5%
いじきた25.0%
いぢきたな25.0%
いじぎた12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがて意地汚いじきたな野良犬のらいぬが来てめよう。這奴しゃつ四足よつあしめに瀬踏せぶみをさせて、いと成つて、其のあと取蒐とりかからう。くいものが、悪いかして。あぶらのない人間だ。
紅玉 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
「これこれ、たそんな意地汚いじきたなをする」と静かに膝へ抱取だきとって掌上てのひらへ菓子を取って喰わせながら
二葉亭余談 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
娘はかたまりついたおかゆかたまりを私の手の中へあけた、私は意地汚いぢきたない烏のやうに貪り食べた。
ばばさはふとっても意地汚いじぎただ。
まざあ・ぐうす (新字新仮名) / 作者不詳(著)