“意氣地”のいろいろな読み方と例文
新字:意気地
読み方(ふりがな)割合
いくぢ76.9%
いきぢ23.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いや/\とかぶりをふりて意氣地いくぢもなくはゝひざよりそひしが、今日けふわたし年季ねんあきまするか
うつせみ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「飛んでもない、先生、あつしは日本一の親不孝者だと思つて居りますよ。たつた一人の母親に、不自由ばかりさせて居る意氣地いくぢなしで」
たゞちくじけて落膽らくたんしづんでしまつた……意氣地いくぢい……人間にんげん意氣地いくぢいものです
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
「…………」周三は蒼白い顏をねぢ曲げながら視線をみだしておど/\した。それがいかにもあどけなくまた意氣地いくぢなく、生れつきのひもらしい感じであつた。
天国の記録 (旧字旧仮名) / 下村千秋(著)
いや、何處どこくのも、なにるのものぞまんです。かんがへれば意氣地いくぢいものさ。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
どうぞお慈悲に御料簡と、あづま育ちの張りも拔け、戀の意氣地いきぢに身を碎く、こゝろぞ思ひやられたり。
近松半二の死 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
張も意氣地いきぢもないうたらの奴、それからして氣に入らぬと仰しやりまする、左うかと言つて少しなりとも私の言條を立てて負けぬ氣に御返事をしましたら夫をとつこに出てゆけと言はれるは必定、私は御母樣出て來るのは何でも御座んせぬ
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
はり意氣地いきぢもないうたらのやつ、それからしてらぬとおつしやりまする、うかとつてすこしなりともわたし言條いひでうてゝけぬ御返事おへんじをしましたらそれとつてにてゆけとはれるは必定ひつぢやう
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)