“いきぢ”の漢字の書き方と例文
語句割合
意氣地100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はうぜんと思ひ一人の娘を新吉原江戸町一丁目玉屋山三郎方へ身の代金しろきん五十兩にて年季ねんきつとめに遣はし右五十兩の中二十五兩を大橋の方へ持參仕り候處文右衛門儀武士ぶし意氣地いきぢ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
御自分ごじぶんくちからてゆけとはおつしやりませぬけれどわたし此樣このやう意久地いくぢなしで太郎たらう可愛かわゆさにかれ、うでも御詞おことば異背いはいせず唯々はい/\小言こごといてりますれば、はり意氣地いきぢもないうたらのやつ
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
うしなはるゝも口惜くちをしく夫も金子なければ仕方もなし眼前がんぜん此所にあるかねを武士の意氣地いきぢひながら遣ふ事さへならぬとははてどうしたらよからんやと女房お政はくよ/\と女心の一すぢに昔しを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)