“御詞”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おことば50.0%
ミコトバ25.0%
おんことば8.3%
みこと8.3%
みことば8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひげむしやの鳥居とりゐさまがくちから、ふた初手しよてから可愛かわいさがとおそるやうな御詞おことばをうかゞふのも、れい澤木さわぎさまが落人おちうど梅川うめがはあそばして
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
この國のはじまり、天から授けられたと言ふ、宮廷に傳はる神の御詞ミコトバに背く者は、今もなかつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
さりながら徃日いつぞや御詞おんことばいつはりなりしか、そちさへに見捨みすてずば生涯しやうがい幸福かうふくぞと、かたじけなきおほうけたまはりてよりいとゞくるこゝろとめがたく、くちにするは今日けふはじめてなれど
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
この国のはじまり、天から伝へられたと言ふ、宮廷に伝る神の御詞みことに背く者は、今もなかつた。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
この国のはじまり、天から授けられたと言う、宮廷に伝わる神の御詞みことばに背く者は、今もなかった。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)