“意地悪”のいろいろな読み方と例文
旧字:意地惡
読み方割合
いじわる84.8%
いけず6.1%
いぢわる6.1%
いじわ3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おそらく、二人ふたり若者わかものは、そのこえいたであろうけれど、自分じぶん意地悪いじわるさをこころじたのか、こちらをずにいってしまいました。
白い雲 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「——まあ。意地悪いけずなことよう言やはるなあ」
わが町 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
なにによらず体育の遊戯いうぎにかけては、長吉ちやうきちはどうしてもの生徒一同に伴つてく事が出来できないので、自然と軽侮けいぶの声の中に孤立こりつする。の結果は、つひに一同から意地悪いぢわるくいぢめられる事になりやすい。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
が、彼等がただ勝負にのみ興味を持っていると云う事は、——彼自身に対してはやはり好意を持っていないと云う事は、彼等の意地悪いじわるそうな眼の中にも、明かによめる事実であった。
素戔嗚尊 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)