“意氣組”の読み方と例文

新字：意気組

読み方	割合
いきぐみ	100.0%

いきぐみ

と直（す）ぐに答（こた）へて、坂上（さかがみ）は其（そ）のまゝ立留（たちど）まつて、振向（ふりむ）いた……ひやりと肩（かた）から窘（すく）みながら、矢庭（やには）に吠（ほ）える犬（いぬ）に、（畜生（ちくしやう）、）とて擬勢（ぎせい）を示（しめ）す意氣組（いきぐみ）である。

三人の盲の話 (旧字旧仮名) ／ 泉鏡花(著)

かゝる惡魔（あくま）はどうしても塵殺（みなごろし）しなければならぬと、水兵等（すいへいら）一同（いちどう）の意氣組（いきぐみ）。

海島冒険奇譚　海底軍艦：05 海島冒険奇譚　海底軍艦 (旧字旧仮名) ／ 押川春浪(著)

其（それ）さへ苔（こけ）に埋（うも）れたのを、燈心（とうしん）を掻立（かきた）てる意氣組（いきぐみ）で、引毮（ひきむし）るやうに拂落（はらひおと）して、南（みなみ）か北（きた）か方角（はうがく）を讀（よ）むつもりが、ぶる／＼と十本（じつぽん）の指（ゆび）を震（ふる）はして、威（おど）かし附（つ）けるやうな字（じ）で

みつ柏 (旧字旧仮名) ／ 泉鏡花、泉鏡太郎(著)

意	常用漢字 小３ 部首:⼼ 13画
氣	部首:⽓ 10画
組	常用漢字 小２ 部首:⽷ 11画