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引毮
ふりがな文庫
“引毮”の読み方と例文
読み方
割合
ひきむし
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひきむし
(逆引き)
と、きちんと両手をついたかと思えば、すぐに
引毮
(
ひきむし
)
りそうな手を、そのまま宙に振って、また飛上って、
河童
(
かっぱ
)
に
被
(
かぶ
)
った杯をたたいた。
薄紅梅
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
平三は之を聞くと胸が一ぱいになつて、飛びかゝつて思ふ様髪の毛でも
引毮
(
ひきむし
)
つてやりたい気がした。併し其悲憤の情は常に其出口を塞がれて居た。
厄年
(新字旧仮名)
/
加能作次郎
(著)
女の前髮は掴んで
引毮
(
ひきむし
)
られたやうで目茶滅茶に崩れて居りますが、外に傷らしいものは一つもありません。
銭形平次捕物控:004 呪ひの銀簪
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
引毮(ひきむし)の例文をもっと
(5作品)
見る
引
常用漢字
小2
部首:⼸
4画
毮
部首:⽑
11画
“引”で始まる語句
引
引込
引摺
引返
引張
引掛
引籠
引立
引緊
引出
“引毮”のふりがなが多い著者
加能作次郎
泉鏡太郎
泉鏡花
山本周五郎
野村胡堂