“底意地”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そこいじ60.0%
そこいぢ40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さすがに、ひとのいうことを、まっすぐにしかかいしなかったおたけも、底意地そこいじのわるい、おくさまのいいかたがわかって、もうなにもいうことができませんでした。
だまされた娘とちょうの話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
けれども、死神はお医者のところへやってきて、腹をたてた底意地そこいじのわるい顔をして、指でおどかしながら
幼いアデェルに對していだいてゐる底意地そこいぢの惡い嫌惡けんをの情を不當に洩らしたことは數へ切れない程であつた——彼女が近よりでもすれば、傲慢な、無禮な語句ことばと共に押しのけ
まゝはゝそだちとてれもいふことなれど、あるがなかにもをんな大方おほかたすなほにおひたつはまれなり、すこ世間並せけんなみものゆるは、底意地そこいぢはつて馬鹿強情ばかごうじようなどひときらはるゝことこのうへなし
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)