“料紙”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りょうし94.1%
りやうし5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はや遠寺とおでらのかねがひゞいてまいりお庭の方にほとゝぎすのなくねがきこえましたので、おくがたは料紙りょうしをとりよせられまして
盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
何者の子とも知れぬ藻という女子を相手にして、その歌というのを見て取らそう。料紙りょうし短冊たんざくにでもしたためてまいったか
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
なげくべきことならずと嫣然につこみてしづかに取出とりいだ料紙りやうしすゞりすみすりながして筆先ふでさきあらためつ、がすふみれ/\がちて明日あす記念かたみ名殘なごり名筆めいひつ
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)