“名筆”の読み方と例文
読み方割合
めいひつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
歎(なげ)くべきことならずと嫣然(につこ)と笑(ゑ)みて靜(しづ)かに取出(とりいだ)す料紙(りやうし)硯(すゞり)、墨(すみ)すり流(なが)して筆先(ふでさき)あらためつ、書(か)き流(な)がす文(ふみ)誰(た)れ/\が手(て)に落(お)ちて明日(あす)は記念(かたみ)と見(み)ん名殘(なごり)の名筆(めいひつ)
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
そこで女中(ぢよちう)をして近所(きんじよ)で燒芋(やきいも)を買(か)はせ、堆(うづたか)く盆(ぼん)に載(の)せて、傍(かたはら)へあの名筆(めいひつ)を以(もつ)て、曰(いは)く「御浮氣(おんうはき)どめ」プンと香(にほ)つて、三筋(みすぢ)ばかり蒸氣(けむ)の立(た)つ處(ところ)を、あちら樣(さま)から、おつかひもの、と持(も)つて出(で)た。
春着 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)