“遠寺”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゑんじ40.0%
とおでら40.0%
とほでら20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
数言すげんきようきて、遠寺ゑんじかね一五六五更を告ぐる。夜すでけぬ。わかれを給ふべし。こよひの長談ながものがたりまことに君がねむりをさまたぐと、ちてゆくやうなりしが、かき消して見えずなりにけり。
はや遠寺とおでらのかねがひゞいてまいりお庭の方にほとゝぎすのなくねがきこえましたので、おくがたは料紙りょうしをとりよせられまして
盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)