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『子良の昇天』
ふりがな文庫
『
子良の昇天
(
しりょうのしょうてん
)
』
むかし三保松原に伯良といふ漁夫がゐました。松原によく天人が遊びに降りてくるのを見て、或日その一人の天の羽衣を脱いであつたのをそつと隠しました。天人は天に上る飛行機の用をする羽衣をとられて、仕方なく、地上に止まつて伯良のおかみさんになりました …
著者
宮原晃一郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約7分(500文字/分)
朗読目安時間
約12分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
母
(
ふくろ
)
漁夫
(
れうし
)
背負
(
おんぶ
)
何
(
な
)
止
(
とど
)
達
(
たち
)
真白
(
まつしろ
)
大鷲
(
おほわし
)
天
(
あめ
)
機
(
はず
)
助
(
すけ
)
彼
(
あ
)
背
(
せな
)
此地
(
このち
)
母
(
か
)
母様
(
かあさん
)
繩
(
なは
)
引浚
(
ひきさら
)
妾
(
わたし
)
眠
(
ね
)
親父
(
おやぢ
)
或
(
あ
)
漁夫
(
れふし
)
遉
(
さす
)
去
(
い
)
汐
(
しほ
)
処
(
とこ
)
蓋
(
ふた
)
眼
(
め
)
瞳
(
ひとみ
)
眺
(
なが
)
直
(
す
)
爪
(
つめ
)
私
(
わたし
)
経
(
た
)
樹
(
き
)
蔭
(
かげ
)
袖
(
そで
)
訊
(
き
)
誰
(
たれ
)
貴下
(
あなた
)
蹴
(
け
)
身体
(
からだ
)
迚
(
とて
)
醒
(
さ
)
釣瓶
(
つるべ
)
隙
(
すき
)
鶴
(
つる
)
鷲
(
わし
)
如何
(
いか
)
伯良
(
はくりやう
)
何処
(
どこ
)
僕
(
ぼく
)
其処
(
そこ
)
処
(
ところ
)
又
(
また
)
口惜
(
くや
)
只
(
ただ
)
吐
(
つ
)
呉
(
く
)
嘆息
(
ためいき
)
嘴
(
くちばし
)
囁
(
ささや
)
在所
(
ありか
)
墜
(
お
)
此儘
(
このまま
)
子良
(
しりやう
)
家
(
うち
)
忽
(
たちま
)
悦
(
よろこ
)
愚痴
(
ぐち
)
或日
(
あるひ
)
扶
(
たす
)
搏
(
う
)
故郷
(
ふるさと
)
斯
(
か
)
明暮
(
あけくれ
)
時
(
とき
)
槍
(
やり
)
之
(
これ
)
此
(
この
)