“子良”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しりやう50.0%
しりょう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
マアよい事をしたと思つて、子良しりやうは喜んでうちに帰りたれにも言はずにその日も暮れましたので、寝床に入つてました。
子良の昇天 (新字旧仮名) / 宮原晃一郎(著)
それからまた三日ばかりつて、天人が空をながめてゐますと、子良しりやうがこつそりと来て、そのそでを引いて、ささやきました。
子良の昇天 (新字旧仮名) / 宮原晃一郎(著)
抽斎は平姓へいせいで、小字おさなな恒吉つねきちといった。人と成ったのちの名は全善かねよしあざな道純どうじゅん、また子良しりょうである。そして道純を以て通称とした。その号抽斎の抽字は、もとちゅうに作った。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)