“しりやう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
死霊42.9%
子良14.3%
思量14.3%
私領14.3%
資粮14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うらみをなさんと一念此身をはなれず今宵こよひかの家にゆかんと思へどあるじつねづね観音を信じ、門戸もんこ二月堂にぐわつだう牛王ごわうを押し置きけるゆゑ、死霊しりやうの近づくことかなはず(中略)牛王をとりのけたまはらば
案頭の書 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
マアよい事をしたと思つて、子良しりやうは喜んでうちに帰りたれにも言はずにその日も暮れましたので、寝床に入つてました。
子良の昇天 (新字旧仮名) / 宮原晃一郎(著)
それからまた三日ばかりつて、天人が空をながめてゐますと、子良しりやうがこつそりと来て、そのそでを引いて、ささやきました。
子良の昇天 (新字旧仮名) / 宮原晃一郎(著)
不思議な事に、さうするや否や、先生の思量しりやうは、ストリントベルクを離れてしまふ。その代り、一しよにその岐阜提灯を買ひに行つた、奥さんの事が、心に浮んで来る。
手巾 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
見て其方共儀遠州水呑村名主九助と申者の身分に因て今日御駕籠訴かごそに及びし段御取上とりあげに相なりしは今度上樣御代替だいかはりに付御仁政じんせいの始め諸國へ御巡見使じゆんけんしを相立てらるゝは御りやう私領しりやうとも忠信孝義かうぎの者を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
士卒しそつ(二四)次舍じしや(二五)井竈せいさう飮食いんしよくより、やまひ醫藥いやくするにいたるまで、みづかこれ(二六)拊循ふじゆんし、ことごと將軍しやうぐん(二七)資粮しりやうつて士卒しそつ(二八)きやうし、士卒しそつ粮食りやうしよく平分へいぶんして