“しれい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
指令22.2%
死霊22.2%
砥礪22.2%
子犁11.1%
子礼11.1%
砥厲11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼女かのぢよが、戀人こひびと片山かたやまと一しよ生活せいくわつしたのは、わづかかに三ヶげつばかりだつた。かれがそのぞくしてゐるたう指令しれいのもとに、ある地方ちはう派遣はけんされたのち彼等かれら滅多めつた機會きくわいもなかつた。
彼女こゝに眠る (旧字旧仮名) / 若杉鳥子(著)
「迷っている死霊しれいのために、そのヤマ族野郎の頭を叩きつぶせ」
海底都市 (新字新仮名) / 海野十三(著)
矢張さういふ風に砥礪しれいしてゐるだらうか。無闇に文壇のことばかりを気にして、そのやらなければならないことを閑却してゐるやうなことはありはしないか。
私の考へてゐる事 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
どうじゃ。驚いたかな。わしの名はな、子輿しよというてな、子祀しし子犁しれい子来しらいという三人の莫逆ばくぎゃくの友がありますじゃ。
悟浄出世 (新字新仮名) / 中島敦(著)
そこで下野の宗家を仮親かりおやにして、大田原頼母たのも家来用人ようにん八十石渋江官左衛門かんざえもん次男という名義で引き取った。専之助名は允成ただしげあざな子礼しれい定所ていしょと号し、おる所のしつ容安ようあんといった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
その他高杉に与うるの書、久坂に与うるの書の如き、互に切磋せっさ砥厲しれい、感激、知己の意を寓するもの、一にして足らず。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)