砥礪しれい)” の例文
もっともよき敵はもっともよき友である、他山の石はあい砥礪しれいして珠になるのだ。千三があるために光一が進み、光一があるために千三が進む。
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
矢張さういふ風に砥礪しれいしてゐるだらうか。無闇に文壇のことばかりを気にして、そのやらなければならないことを閑却してゐるやうなことはありはしないか。
私の考へてゐる事 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)