“しりょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
死霊65.5%
思料6.9%
史寮3.4%
子良3.4%
志料3.4%
思量3.4%
死竜3.4%
紙料3.4%
飼料3.4%
飼糧3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夜雨やうあきさむうしてねむりらず残燈ざんとう明滅めいめつひとり思うの時には、或は死霊しりょう生霊いきりょう無数の暗鬼あんきを出現して眼中に分明なることもあるべし。
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
全く思料しりょうの外に抛擲ほうてきしてしまいます。
非人道的な講和条件 (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
明暦めいれき三年、かれの三十歳頃、ようやく具体化されて駒込こまごめの下屋敷に修史館しゅうしかんをひらき、当時の名ある学者を史寮しりょうに網羅して、いよいよ実際的な研究と編纂に従事しだした。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
抽斎は平姓へいせいで、小字おさなな恒吉つねきちといった。人と成ったのちの名は全善かねよしあざな道純どうじゅん、また子良しりょうである。そして道純を以て通称とした。その号抽斎の抽字は、もとちゅうに作った。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
その二三の例を挙げるならば、同じ駿河国の志太しだ郡東川根村大字梅地あたりでは、藤布を織って木綿古着の上に着るということが、『駿河志料しりょう』にも見えている。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
「だがねえ」と玄女は思量しりょう深く「私達の四ツ塚の隠家を、突き止められたら大変だよ、あの見幕なら家の中へ、きっと切り込んで来るからねえ」
南蛮秘話森右近丸 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
しその薄黒く潮風に吹きさらされた角窓のうちに一人物を画き足したなら死竜しりょうたちまきて天にのぼるのである。天晴てんせいに比すべきものは何人なんびとであろう、ウィリアムは聞かんでもく知っている。
幻影の盾 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
紙料しりょう持参せいと申しているのじゃ」
老中の眼鏡 (新字新仮名) / 佐々木味津三(著)
「も少しへやをくらくして、置いたらどうだろうか。それからやる前の日には、なんにも飼料しりょうをやらんでくれ。」
フランドン農学校の豚 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
「兵には早う飯をとらせ、馬にも充分飼糧しりょうをくれて、こよいは早目に眠らせておけ。——火の用心ぬかるな。時ならぬ沙汰あるも、すぐ打ち立てる心しておけや」
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)