“伊良子”の読み方と例文
読み方割合
いらこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……海がいだら船を出して、伊良子いらこヶ崎の海鼠なまこで飲もう、何でも五日六日は逗留というつもりで。……山田では尾上町の藤屋へ泊った。
歌行灯 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
いなびかりちっと気がえがね、二見ヶ浦は千畳敷、浜のいさごは金銀……だろう、そうだろそうだろうであろ。成程どんどん湧いていら、伊良子いらこヶ崎までたっぷりだ。ああ、しかし暑いぜ。
浮舟 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)