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差荷
ふりがな文庫
“差荷”の読み方と例文
読み方
割合
さしにな
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さしにな
(逆引き)
見ると、二人は早桶を
差荷
(
さしにな
)
いでかついでいる。このごろの弔いは珍らしくもないのですが、たれも提灯も持っていない。
半七捕物帳:59 蟹のお角
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
曳声
(
えいごえ
)
を揚げて……こっちは陽気だ。手頃な
丸太棒
(
まるたんぼう
)
を
差荷
(
さしにな
)
いに、
漁夫
(
りょうし
)
の、半裸体の、がッしりした
壮佼
(
わかもの
)
が二人、
真中
(
まんなか
)
に一尾の大魚を釣るして来た。魚頭を
鈎縄
(
かぎなわ
)
で、尾はほとんど
地摺
(
じずれ
)
である。
貝の穴に河童の居る事
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
鹽「あなたも不憫と
思召
(
おぼしめ
)
すならば、此の
屍骸
(
しがい
)
は
私
(
わたくし
)
一人では持ってまいることは出来ませんが、此処に
細索
(
ほそびき
)
がありますから、これで
括
(
から
)
げて吊りまして、鉄砲の
差荷
(
さしにな
)
いで、
一方
(
かた/\
)
担いではくれませんか」
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
差荷(さしにな)の例文をもっと
(4作品)
見る
差
常用漢字
小4
部首:⼯
10画
荷
常用漢字
小3
部首:⾋
10画
“差”で始まる語句
差支
差
差覗
差向
差出
差俯向
差別
差当
差配
差置
“差荷”のふりがなが多い著者
三遊亭円朝
岡本綺堂
泉鏡花